インサイド・ヘッドを、はじめて観た時「ヨロコビってなんか嫌なやつだな」と思いませんでしたか?
実は、「インサイド・ヘッドのヨロコビはカナシミをいじめている」「ヨロコビは典型的ないじめっこ体質でうざい」などマイナスな意見が多いです。
そこでこの記事では、
- インサイド・ヘッドのヨロコビはカナシミをいじめているのか
- ヨロコビとカナシミの深い関係とは
- なぜインサイド・ヘッドのヨロコビはうざいのか
などについて、記事の中で紹介していきます。
インサイド・ヘッドは2回観ましたが、何回みても感情の深さを考えさせられる作品です。
記事を読み終わった後は、ぜひ改めてインサイド・ヘッドを観てみてください!
インサイド・ヘッドのヨロコビはいじめっ子?
ヨロコビの声が完全にシマーさん。#小清水亜美
「インサイド・ヘッド2」日本語吹替版特報|8月1日(木)劇場公開 https://t.co/tzve3eaUac @YouTubeより pic.twitter.com/SWjyfKCnuN
— うおたぽ (@uotapo) March 9, 2024
※左から、イカリ・ムカムカ・ヨロコビ・ビビリ・カナシミ
ヨロコビはインサイド・ヘッドの舞台となる頭の主「ライリー」の一番最初に生まれた感情です。
ヨロコビが生まれてしばらくしてから、カナシミが誕生しています。
「みんなのまとめ役」として奮闘するヨロコビは、インサイド・ヘッドの作品中でも過度に仕切ってしまう場面がたくさんありました。
その結果「ヨロコビはカナシミをいじめている」という感想が増えたようです。
インサイド・ヘッドのヨロコビはいじめっこではない
インサイド・ヘッドのヨロコビはいじめっこというわけではありません。
「いじめている」よう感じられる部分も確かにあります。
しかし自分の気持ちを優先してしまう年齢の子にありがちな態度にも見えませんか?
11歳のライリーの感情たちもまだまだ若いです。
経験値不足のヨロコビが、ライリーの幸せを想って一生懸命になり、カナシミの存在意義を見つめられなくなった結果、いじめているような構図になったのでしょう。
ヨロコビは一番はじめに生まれた感情で、ライリーの幸せに「自分」は欠かせないと思っています。
その反面、ライリーの負の感情になるカナシミに対し、何かしらの想いを普段から抱いてきたのかもしれません。
感情たちをまとめあげ、自分(ヨロコビ)が正しい方向へ導き、みんなでライリーの幸せをつくっていきたいと思い、必要以上にカナシミを干渉してしまうの可能性もあります。
インサイド・ヘッドのヨロコビはカナシミが邪魔だった?
ヨロコビはカナシミのことを邪魔とは思っていないはずですが、「悲しい」という感情が必要なのかどうかは疑問に思っていたかもしれません。
また作中でカナシミが思い出に何度も触れようとしたとき、「いつもはそんなことしないのに」と言われていましたね。
つまり、いつもの悲しい出来事だったらヨロコビの活躍でやり過ごせたけれど、今回の引越しに関しては、ライリーにとって「カナシミが思い出に触れておかなければいけない状態だった」ということなのでしょう。
悲しみを乗り越えることでライリーはより成長できるのですが、ヨロコビはそれを理解できなかった。
結果、カナシミを強制的にコントロールしようとしてしまった。
長くなりましたが、ヨロコビはカナシミを邪魔だからいじめたのではなく、ライリーを幸せにするためにコントロールしようと頑張り過ぎてしまった結果、いじめているように感じられたのだと思います。
インサイド・ヘッドはヨロコビとカナシミの深い関係が面白い
インサイド・ヘッドはヨロコビとカナシミという正反対の2人が上手に付き合っていく過程を知れる映画です(と私が勝手に思っている)。
はじめて観た時は「インサイドアウト=脳の内側」というタイトルだと思っていました。
でも実は「インサイドアウト=裏表」という意味があるんだそう。
ヨロコビとカナシミの関係を考えながらインサイド・ヘッドを観ると、とても深く考えさせられる名作だなと感じます。
ぜひ新しい観点からインサイド・ヘッドを視聴してみてください♪
インサイド・ヘッドのヨロコビうざい・嫌いな理由を調査
頑張り屋さんで一直線のヨロコビに対して、「うざい」「嫌い」と思っているファンは少なくありません。
なぜヨロコビのことがうざい・嫌いなのでしょうか?
X(旧ツイッター)で調査をしてきたので、シェアしておきますね。
暇をもて余した息子がインサイドヘッド観てるけど、私はヨロコビが心の底から嫌い🤗
— mito (@519_ymmotih) December 12, 2021
カナシミの役割がわかってるからヨロコビのカナシミに対して態度や接し方が不快な気持ちになるなぁ
あと何か不安から目を背ける嫌いな上司と叔母にそっくりだわ— viviB (@vivIB1250) October 31, 2021
一緒に帰りたくてヨロコビを呼んで柱に隠れて待ってるんだけど、2人でかくれんぼし始めたのがとても可愛かったよー!!!!ヨロコビもカナシミも嫌いだったのに好きになれたからピクプレが終わるの本当に悲しい。これが見納めだったら嫌だな。 pic.twitter.com/8fh2bRlGtD
— ち ろ る (@khux_LD_chi) March 1, 2020
SNSの感想にもある通り、ヨロコビはすべてを明るく楽しく笑って乗り越えていこうとします。
その「元気に笑ってたら全部オッケー!」みたいなノリが無理な方にとって、ヨロコビって鬱陶しい存在になるんですよね。
初めてインサイド・ヘッドを観た時、私もただただ「ヨロコビうざい」「カナシミもうじうじしてて嫌」と思ってしまいました。。
でもヨロコビとカナシミの役割を理解したうえで2回目を観たとき、他者(カナシミ)の存在の意味に気付けず自分の考えを押し付けるヨロコビと自分の考えを伝えられないカナシミにハラハラしました。
最後ヨロコビと仲良くなれたときはホッと胸を撫で下ろしましたね。
このときライリーはまだ11歳。ライリーの頭の中にいる感情たちもまだまだ成長過程です。
インサイド・ヘッド2ではライリーは13歳になっているとのこと。
思春期を迎えた彼女の頭で生まれる新たな感情の存在も気になりますね!
2024年8月1日が待ち遠しいです♪
まとめ
「インサイド・ヘッドのヨロコビはいじめっ子?うざい・嫌いな理由を調査」についてまとめます。
- インサイド・ヘッドのヨロコビはいじめっ子ではない
- ヨロコビがカナシミをいじめているように見えるはまだ幼い感情で上手に伝えられないから
- カナシミは「悲しい思い出も糧になる」ことを分かっているが言葉で伝えられずに行動で示した
- 結果、ヨロコビはカナシミがライリーの幸せを邪魔してくるように見えた
- ヨロコビとカナシミがすれ違うが、最後は仲直り
- ヨロコビをうざい・嫌いと思う理由は「自分の考えを押し付けるから」「楽しいこと以外すべて削除という考えが無理だから」